男性と女性の皮脂が多い原因は違います。
だから皮脂が多いからと「洗って取り去る」育毛法をしていると、次第に薄くなっていきます。
市販の多くのシャンプーで毎日のようにシャンプーしていると、毛だけでなく頭皮や毛穴、毛穴の内部の組織まで攻撃され、手当をしているのに薄毛を進行させることにもなるので、要注意です。
よく育毛サロンで「皮脂や汚れで毛穴が詰まっている。よく洗わないと」といわれてよく洗った結果悪化させている女性が多い。
女性で皮脂が多いタイプの薄毛を「女性の男性型脱毛」と呼ばれているが、だからといって男性と同じように「強引に皮脂を取り去る」手当法を続けていると、次第に薄くなることが多い。
男性と女性の皮脂が多くなる原因が違うので、その原因から改善しないと薄毛は治らないし、よく洗うことで「育毛に必要な成分」まで洗い取られて、頭皮の育毛環境は破壊されます。とくに敏感肌の女性は気をつけてください。
傷んだ毛を保護したり補修する目的と、薄くなった毛を回復させる目的はまったく違います。
多くの毛を保護するコンディショニング成分は「育毛環境を悪化させる」ので、薄毛を回復させたいならこうしたコンディショニング成分を主体とした商品は使わないことです。
とくに髪の長い女性は、シャンプーした後の髪の感触をたいせつにするが、毛を回復させるまではすこし我慢したほうがいい。
感触がよくないとシャンプーやトリートメントは売れないので、「育毛用」といいながら感触剤を配合している商品が多い。これでは育毛効果が得られません。
髪が長いとか傷んでいるので、リンスやトリートメントで保護したいが、これらは育毛を阻害したり薄毛を進行させることが多いので、できたらしばらく中止した方がいい。
早く薄毛を回復させるためには、髪の保護や補修は次の中から選びます。
・何も使わない。
・リンスやトリートメントは中止、頭皮料による保護のみにする。
・アミノ酸ローションを使う。(毛が細く腰のない髪にむいている)
・育毛用のトリートメントを使う。
薄毛の原因としてカラーやパーマはそれほど関係ないはずです。
でもそれは理論(使う液剤がよくて、技術者の腕もいい場合)であって、実際にはカラーやパーマがきっかけで薄くなることが多い。
髪が細くなってきて(つまり頭皮の弱ってきた)地肌が透けて見えるのでカラーやパーマをすると、ますます頭皮が弱り細毛や薄毛になっていくという悪循環を繰り返すことになります。