髪のぱさつきをシャンプーのせいにしたり、トリートメントの効果があまりないなどと考えていませんか?
もし髪の損傷がひどくなってきましたら、それは「頭皮が老化」しているからです。
頭皮が老化していくにつれて「髪の製造工場」も老化していきます。 「髪をつくる材料はあるのに」髪の製造がうまくいかなくなり「髪の粗造化」がおこってくるのです。
つまり、髪をつくる材料はあるのに髪をつくる製造工場が老化して「健康でいい髪」をつくれなくなるのです。
製造工場の生産機能が老化しているのだから「トリートメントやサプリメントで髪の栄養を補給」してもほとんど効果なしということになります。
頭皮や髪は「複数の保護膜」により防御されています。
この防御膜は「毎日のシャンプー」などで取り去られます。また、体質により生まれつき防御力の弱い人もいるので、薄毛にならないためには「じぶんに適したシャンプー選びと、使い方」がたいせつになってきます。
シャンプーを選ぶとき「やさしい」とか「天然、エコ」「植物性」「アミノ酸系」などのキーワードで選ぶ人が多いのですが、これでは不充分なのです。
頭皮や髪の防御膜が取り去られると「やさしいシャンプー」は、皮下や毛穴の内部に浸透していき「やさしくないシャンプー」となり、薄毛や損傷毛の原因になっているからです。
育毛手当の効果をプラスとして、薄毛の原因をマイナスとしたら、「薄毛の回復は、プラスのほうが多い」場合ということになります。
つまり育毛を成功させるには「効果の高い手当をする」プラスだけでなく、薄毛の原因を減らす、つまりマイナスを減らすこともたいせつなのです。
そのマイナスを減らすために、まずやることは「防御膜チェック」です。防御膜が弱っていると手当に使うシャンプーの刺激が強くなります。このマイナスが大きいと「育毛手当てをしても効果が出ない」という結果になるのです。
当方では「頭皮の防御膜と防御力」をチェックして、シャンプーなどの商品を選んだり使い方を細かくアドバイスしております。このチェックをしないで手当を組み立てても失敗に終わることが多い。
体の代謝機能や皮ふのターンオーバーも歳とともに遅くなります。20代では35日くらいだった皮ふのターンオーバーも50日、60日としだいに長くなっていく。
ということは防御膜が攻撃され、損傷を受けたときも回復は歳とともに遅くなるため、「シャンプー選びと洗い方」がいかに重要か、じぶんの体質や年齢に合ったシャンプー選びや洗い方をしなければ、刺激の弱いシャンプーでもしだいに刺激が強くなっていき、薄毛はゆっくり進行していくのです。
頭皮チェックで現状を説明すると、相談者から「やさしいシャンプーを使っているの」と不満を漏らす方が多いのですが、それは「やさしいシャンプー」と「頭皮の育毛環境をよくするシャンプー」では方向が違うからです。薄毛の改善には「やさしい」だけではダメなのです。
はっきりいいます。
「育毛のために皮脂を取らなければ」というのはマチガイです。
防御膜を弱めているため逆効果です。