カウンセリングでは必ず「今までしていた育毛手当」の経歴を質問しております。
当然、今までしていた育毛手当の効果が思わしくなかったから当店へ来られているので、その経過を聞いて、今後の手当の参考にすることも大切。しかし、もう1つ大切なことがあります。
それは「手当による後遺症」の問題です。
右のグラフが示すように「病院」と解答した人が育毛サロンとおなじくらい多数にのぼります。
この傾向は急速に増えていることです。
医薬品の育毛剤等を使っての育毛は、副作用面でネットでも世界的な話題になっています。
しかし当店に来られる方も副作用が出ている人が多い。
医薬品についてはこれらの情報をしっかり把握して重篤な副作用が出ていることも知っておいて欲しい。
発毛率90%以上の数字を見れば「医薬品による育毛を」と考える人も多い。
しかし、このグラフが示しているのは「医薬品で効かなかった」という人も多く、つまり医薬品による育毛もまだ発展途上であることをこのデータが示しています。
わたしが提案したいのは「理・美容室で薄毛を早期予防すること」です。
上のグラフを見ても「髪のプロ」である理・美容室で薄毛の相談をしている人は少なく、理・美容師は育毛に関して消極的なのが残念です。
本人が「薄毛」と判断するまでに「見えない薄毛のサイン」がいくつも出ています。
それを理・美容師がチェックしてあげることで薄毛のほとんどは「じゅうぶんに予防できる」のです。
さいきん理・美容師が育毛にも積極的に参加するようになったが、ぜひお客様の薄毛を予防してあげてほしい。
「5‐α-リダクターゼが毛を老化させているので、これを改善すれば」とか「毛根に栄養を補給している血管を」などと理論的にはうなずけます。しかし実際には「薄毛になっている原因は他にも多数」あります。
このことから、決定的な効果のある薬剤は現在のところありません。
医薬品の育毛剤が、今まで育毛に使われていた商品より効果が高いなら、上のグラフに現れている「病院で育毛したがダメだった」という数は少ないはずです。
やはり「実践の臨床から得たデータや経験」を元に個々の薄毛に効果のある手当法、育毛プログラムを組み立てるひつようがあるようです。
上のグラフがそれを示しています。
広告規制が緩和されて病院も広く宣伝できるようになりました。
パソコンやスマホで「医師による育毛」の宣伝広告が氾濫しています。
それだけではなく「アフィリエイト」を使った「効いた、よかった」と言うちょうちん広告や、掲示板を使って競争相手の信用を失墜させる「宣伝」が広くおこなわれています。
薄毛を何とか治したい人が、ネットに氾濫している「○○はよく効いた」とか「○○に相談したがよかった」というブログじみたアフィリエイト広告を見ると、いちど試してみようとおもう心理につけこんでいます。
これによりアフィリエイト記事を書いた人はバックを受け取る巧みな仕掛けなのです。
こうしたことが「医薬品」でもおこなわれていることは嘆かわしい。
これは宣伝の領域を越えていると思うのは私だけでしょうか。